比べるのは昨日のピノッキオ=ME

40代後半でギャンブル依存&モラハラ夫と離婚、50代おひとりさまのおっかなびっくりはじめの一歩

発達障害おすすめ本生き方編

f:id:kurapinome:20200614161717j:plain

こんにちは!ぴのめです。

今回は、発達障害を抱える人にとって、生き方のヒントとなるような、こちらの2冊の本をご紹介したいと思います。

1.発達障害の自分の育て方
  岩本友規著
2.「自分」をカタチにする授業
  長谷川葉子著

 

とくに、ふだんから

 

1.発達障害ノウハウ本だけでは物足りない。
2.発達障害の人は普通に生きていけないの?
3.発達障害そのものは軽いけど、生きづらい
 
こんなふうに感じている方におすすめの本です。
発達障害がある人も、そうでない人も、生きづらさのもととなる、考え方のクセを変えるヒントが得られるのではと思いますよ。

発達障害の自分の育て方 
岩本友規著

 

著者の岩本友規さんは、ご自身にアスペルガーやADHDの症状があることに気づかずに就職。働くうえで様々な困難を経験されます。その後、発達障害の診断を受け、考え方や生活スタイルを改善し、自身の「天職」を見つけます。そして、「誰もが自分のやりたいことがわかり、それを実行する社会の実現」をめざして、ブログを立ち上げ、発達障害を抱えながら、充実した社会生活を送られています。

この本の前半では、それほど問題のなかった子供時代から、就職して数社を転職するあいだの、発達障害特有の苦しい経験を語っています。そして、大人になった岩本さんが直面した社会の現実と日本の発達障害の人が働く現状を述べています。

後半では、岩本さんが発達障害を克服した方法が語られています。岩本さんは、ご自身の判断基準が周囲の価値観や自分の固定観念に縛られていたことに気づき、「自分の世界=自分の感情、実感」と「周囲の世界=世間、世の中それらに伴う価値基準、常識」を分けて考えることに取り組みます。

その結果、ストレスが軽減、自分と相手との感覚の違いを認識し、相手の心情を汲み取るという「情報」を蓄積していくことによって発達障害の人が苦手なコミュニケーション力を向上させることができるといいます。この自分の感情を意識し、自分の世界と周囲の世界を切り分けることを「自立」と呼び、発達障害の人に自立を勧めています。

発達障害を克服する方法としては、「自立」の他に「生活様式と食生活の改善」と「天職をみつけること」をあげています。岩本さんのいう「天職」とは「やりたいこと」×「得意なこと」×「情熱が持てる」×「没頭できる」仕事と定義されています。

現状では、発達障害の人でなくても、このような仕事を見つけることは難しい中で、なぜ天職を見つけることを勧めているのか?それは、天職に就くことで、発達障害のマイナスの特性(例えば、先延ばし、衝動性)を改善することができ、また「没頭できる」作業をすることによって、ドーパミンの放出が高まり、前頭葉が鍛えられ発達障害の脳にプラスに働くからだと述べています。

岩本さんの現在の天職は、ご自身のブログ『発達障害の「生き方」研究所』Hライフラボ』の執筆だそうです。ぜひこちらのブログものぞいてみることをお勧めします。

self.hatenablog.com

 

 

「自分」を
カタチにする授業
長谷部葉子著

 

上記の岩本さんが著書やブログでおすすめしているのがこちらの本。

著者の長谷部先生は、大学で教育や異文化コミュニケーションを教えていらっしゃいますが、この本では、その授業を再現し、学生と一緒に考えていくという形で、自分の生き方をするためのコミュニケーションとは何かを伝えています。

第1限目から3限目で、コミュニケーションの必要性と、「人間性」をやりとりすることの重要性、自己中心的な生き方のすすめについて述べています。自分が何を求め、何をカタチにしたいのかを知り(自分を受信)、自分のできることを伸ばして(自己中心的生き方)、そしてこの生き方を他の人に発信していくことが、結果的に誰かを助けることとなり、人同士は循環していると述べられているところが興味深いです。

第4限目と5限目では、
・世間の見方に合わせるのではなく、自分のこころに沿って行動し、
・現実社会に飛び込み、経験を積んで自信をつけていく
という生き方に必要な、考え方のポイントを学生の質問に答える形で解説しています。「人は人とつながっているときこそ自由になれ、仲間を増やすほど夢の実現が加速する」と述べています。

私たちは、世間に合わせたり、その場に合わせたりしているうちに、自分のやりたいこととの間にズレが生まれ、それがストレスにつながるということ。それよりむしろ、自分を満たすことが他人を満たすことにつながり、他人を許せるようになる。これらは、発達障害に悩む人にとっても、そうでない人にとっても非常に参考になる言葉だと思いました。

 

まとめ

 

岩本さんのいう「自立」と長谷川先生の「自己中心的な生き方」は、どちらも同じ生き方です。自分と他者の価値観や意見を分けて、自分の心に沿って考えるわけですが、これが案外難しいのです。

私たちは何かを決断するとき、周囲の意見や、常識、価値観にとらわれ、自分の心を見失いがちです。この今までの考え方を変えていくため、どちらの本も、普段から日常レベルで自分の心を自分で受信(モニター)することを勧めています。
身近なことからチャレンジして、生きづらさを改善していけたらいいですね。